チェロを弾く時のときの座り方

2020年11月25日

今日は、チェロを弾く時のときの座り方の話です。

「え~ぇ、座り方ぁ~? なんで今ここで座り方なん~!!」・・でしょ。

だって、みんなレッスンのときに何回言っても上半身がお腹で支えられずに、コントロールされてない上半身の重みが腕にどさーッとかかってきてしまうからね。

そして肩を上げて腕の重みを持ち上げようとするのも ダメ~。

いつものレッスンの復習だと思って、もう一度確認してみてください。

座り方レッスン

1. 椅子に座るか、立ちます。

2. 自分のからだが使いかけのマヨネーズのチューブ、または空気で膨らますビニール人形のちょっと萎んだものだと思ってください。

3. チューブの下(あなたのおへその下の丹

田・たんでん)に力をいれてグッと押すと中の空気が上のほうに押しやられて

4. チューブの上(あなたの上半身)が起き上がります。

さらに空気を送り込むと、

5. 腰が高くなり

6. 首も伸びて

7. あごが引けて

8. 頭のてっぺんと座面を結ぶ一本の幹ができます。

9. 胸は幹の前面

10. 肩は幹の背面にあります。

さらに空気を送り込むと、

11. 胸がふくらんで持ち上がってきます。

上等のネックレスを人に見せびらかす感じ。

12. 肩はさらに後ろに引けてきます。

13. 胸が膨らんだぶん、背中の肩甲骨が寄ってきて、肩甲骨は下に下がろうとします。

14. 足はしっかり床に接していて、いつでも立ち上がれる状態です。

あなた自身が胸をふくらましたり、肩甲骨を下げたり、肩を後ろに引いたりするのではなく、すべておへその下の丹田の押す力、支える力そうなるんです。

そうなるまで丹田に力を入れて、自分をマヨネーズのチューブ化してください。これが体幹を使えている状態です。

頭の上から誰かにぐっと下に押されても、この姿勢が作れていたら絶対に潰れません。スポーツの世界、アスリートもやってますね。

体を使うという点では、チェロを弾く動作はスポーツと同じなのでアスリートたちからたくさんヒントをいただけますよ~!