チューニングのときペグを回すと弦がすぐ切れてしまいます【その3】
前回、張った弦が切れやすい原因のひとつとして、
弦がねじれた状態、撚(よ)りがかかった状態になったまま張ってしまうと「ペグで巻き上げたときに弦が切れる 」原因になります。
ということをお伝えしましたところ、どのようにすれば弦がねじれないように、撚(よ)れないように張れるのですか というご質問がありました。
新しい弦は 紙の小袋に巻いた状態で入れてあります。何も考えずにそのまま弦の両端を引っ張ると、撚りがかかった状態になります。
ですから、新しい弦を張るときは、弦の撚(よ)りを取ってから固定しましょう。
弦を張るときは、弦をまずアジャスター側から着ける(弦の先の玉をアジャスターにひっかける)か、ペグ側から着ける(弦の先をペグの穴に通す)かのどちらかですよね。
はじめに固定するのはどちら側からでもいいです。
1. 弦の片方だけを楽器本体に固定した後、固定した所で弦を指でつまんでください。
2. 固定したところを出発点として、写真のように、弦をつまんだまま、少し引っ張るようにしながら、指を弦の上を滑らせます。(写真は、アジャスター側を先に固定した時の例です。)
3. つまんだ指を弦のもう片方の端まで滑らせたら、弦の撚り はなくなります。
4. 弦が再び撚れないように気をつけながら、もう片方を固定すれば完成です。