チューニングのときペグを回すと弦がすぐ切れてしまいます【その1】

2019年9月11日

「チューニングのときペグを回すと弦がすぐに切れてしまいます。 もう、ペグを回すのが怖いです。」

そうですよね。ビギナーにとってはペグを使った調弦は大仕事ですね。

楽器屋さんに持っていって、ペグを調整してもらうことで切れなくなることもありますが、今日は今すぐ試せる方法をご紹介します。

弦が切れる原因はいろいろ考えられます。ペグの調整ができているのに弦が切れてしまう原因のひとつがこれ。

『ペグを巻き上げるスピードが速すぎる』

固くしっかり止まっているペグを、いきなり上げようとすると力が入りすぎ、思わぬ勢いでペグが動き出してしまい、弦の伸びがそのスピードについていけなくて切れてしまうのです。

これを防ぐために、止まっているペグはまず少し「下げて」、ペグが動きやすい状態にしておいてからから「上げて」いきます。

ペグは動いているときはほんの少し抜けています。

「音程を下げる」のは「上げる」より簡単ですが、何も考えずにペグを戻すと、今度はペグが抜けて止まらなくなってしまうことがあります。

「少し下げる」動作をするときも、ペグを押し込みながら行いましょう。

また、狙った音程まで弦を巻き上げたあとになってからペグを押し込もうとしてもなかなか止まってくれません。

ペグを動かすときは「上げる時」も「下げる時」もペグをしっかり握って、常に押し込みながら動かすようにします。

最後に、ペグの回し方を説明した動画をご紹介します。(ヴァイオリンのソムリエ 弦楽器サラサーテ  横浜市青葉区青葉台2-3-3 プリンス青葉台203  TEL 045-989-1599)

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