チューニングのときペグを回すと弦がすぐ切れてしまいます【その2】

2019年9月11日

前回に引続き、ペグをまわすコツの第2回目です。

大切な弦を切ってしまわないように、ペグを上手に動かしましょう。

止まっているペグは、そのまま巻き上げないで、「少し戻してから」上げるんでしたね。

慣れないうちは

1. 音程を半音上げるのに2秒ぐらいかけるつもりで ペグはゆっくりまわしてください。

弓で弾きながら、または指で弦をはじきながら、弦の音程が今どんな高さになっているか常に確かめてください。ピアノの音と交互に鳴らしながら常に音程を比べるか、チューナーを使いましょう。

それから、

2. チェロを始めてまだ間がない方は、「どの弦を何の音に合わせるのか」をもう一度たしかめましょう。

これを間違って、とんでもなく高い音程までペグを回してしまい弦を切ってしまった方が、私の教室の生徒さんに何人かいらっしゃいました。

楽器は車と同じで、買った後もメンテナンスのために楽器職人さんに調整してもらう必要があります。

3. 調整に出すときに、弦が傷む・切れやすいということも伝えましょう。

ペグ自体、または弦が当たるところ(ナット)に問題がある場合もあります。

そのときは調整や修理をしてもらえば弦は切れなくなります。

また、新しく弦を張るときに気をつけていただきたいことですが、

4. 弦がねじれた状態、撚りがかかった状態になったまま張ってしまうと「ペグで巻き上げたときに弦が切れる 」原因になります。

今回も、ペグの回し方を説明した動画をご紹介します。(ヴァイオリンのソムリエ 弦楽器サラサーテ  横浜市青葉区青葉台2-3-3 プリンス青葉台203  TEL 045-989-1599)

こちらも参考になさってください。