練習すると手指や肘や肩に痛みが出るようになったら

2020年8月15日

前回、練習の後はストレッチをして使ったところを積極的に休めましょうというお話をしました。こちら>>

でも、練習中や練習後になんとなく違和感が残ったり、異常な痛みが出てきてしまっているときは要注意です。

 練習直後にアイシングをしても違和感が取れなかったり常に練習中にも異常な痛みがでるほど状態が悪いときは、そのまま練習を続けるのは危険です。医療機関を受診してください。骨や筋などに異常がないかをまず調べてもらいましょう。

お勧めは整形外科などにいるスポーツドクターです。

スポーツドクターなら「痛いけれどチェロは続けていきたい」というあなたの気持ちを受け止めて、どうすれば痛みと向き合いながら演奏し続けることができるかいろいろアドバイスをくれるはずです。

もちろん今しばらくは安静にしてください、チェロを弾いてはいけませんということもあるかもしれませんが、痛みが減ってきて練習を再開した後のストレッチやマッサージ、アイシング、テーピングの方法なども教えてくれます。

骨などには問題がない時は知識と経験が豊富なスポーツトレーナーも頼りになります。

 

実は私はお二人のトレーナーにとってもお世話になりました。専門競技は違うものの、お二人ともオリンピックメダリストのトレーナーです。「チェロ奏法のことは全くわからないけれども。。」とおっしゃりながらも快くアドバイスを下さりました。

アスリートなら誰でも知っている当たり前のことだとは思いますが、音楽関係の人からはもらったことのないアドバイスでした。アスリートの方たちとのやりとりのなかでスポーツと楽器演奏の体の使い方がいかに似ているかに気づかされました。

そして、教えていただいたことをチェロ奏法に置き換えて試すうちに長年の肘の痛みと肩凝りから開放されました。

 

異常な痛みが続くときは精神的にとても辛いときですね。もうチェロをやめようかと思ってしまうかもしれません。そういうときは焦らないでまずは治療に専念してください。

でも考えようによってはちょっと立ち止まるチャンスです。この辛い何もできないときこそ、自分のこれまでの演奏方法に無理がなかったかもう一度見直すチャンスです。

リハビリで必要な筋肉がついてきたり、正しい体の使い方ができるようになったら必ずまた楽しく弾けるようになります。チェロ弾きの体の使い方はアスリートと同じですから。必ず良くなります。