練習する前には必ずストレッチを

2020年5月30日

年も明けてこれからが寒さの本番です。冷え切った手でチェロの練習を始めていませんか?一度筋を痛めてしまうと治るまでに何ヶ月もかかってしまうこともあります。

どんなスポーツでも練習を始める前に充分にストレッチをして体を温めますね。チェロの練習でも同じです。手の指も肘も肩も背中も腰も、全部しっかりストレッチしてから練習することをこの冬からの習慣にしましょう。

ストレッチ自体も慌ててやると逆効果。練習室を暖めている間にテレビでも見ながら、のんびり気持ちよく行ってくださいね。

筋を伸ばすときは、いきなりギューッと限界まで伸ばすのではなく、焦らずジワーッと、縮こまっているものを騙しだまし伸ばしていきます。30秒間ぐらい伸ばした状態を保ったあと戻して楽にします。するとその時にざぁっと血液が流れ、筋肉が温まります。

詳しいストレッチの方法はネットや紙の本からいろいろ学べます。それらをご参考になさってください。

今回は、私が普段やってる簡単なストレッチをいくつかご紹介します。


グーとパーです。私の手は小さいので指を開く動作がとても負担になっています。ですから、寒い時期は特にこれ無しには、怖くて練習が始められません。

手が冷え切っているときはこのストレッチをすることすら怖くて、これの前に手自体をマッサージして少し外側から暖めてからこのストレッチすることもあります。


各指の間をさらに広げます。


お化けの手 の手の甲を壁に押しつけます。肘は伸ばしてください。手首と前腕の外側が伸びます。


さっきの反対。手の平を壁に押しつけます。肘を伸ばすと手首と前腕の内側が伸びます。


胸を広げ、肩甲骨を寄せて下げます。


上腕(肩と肘の間)や肩周り、背中に効きます。


肩甲骨を意識してください。


前から後ろに肩を大きくゆっくりグルグル回します。腕だけ回すのではなく肩甲骨をしっかり動かしましょう。肩の可動域が広がると右腕に余裕ができてボウイングが上手になります。


これらの他にも、体の横側を伸ばしたり、腰回りを伸ばしたりしてみてください。きもちよく体が温まるでしょう。こんなストレッチも立派なチェロの練習です。

今日は楽器を出す時間も気力もないなあという日は、お風呂にゆっくりつかって手の指の間隔を開けるストレッチや、肩の可動域を広げるストレッチだけでもやってみてください。これなら毎日できますね。