練習した後こそ必ずストレッチを(痛みのない場合)

2019年9月6日

ああ、今日はゆっくり練習できてよかったなぁ。久しぶりだったけど、前やってたことは意外と忘れてなかったし、いい感じだわ。。おっと、練習した後、「楽器をきれいにしてケースに収めてハイおしまい」になっていませんか。

練習が久しぶりだった時は特に、指や腕や肩などの筋肉や筋に疲れが出ています。これをそのままにしておくと後から炎症が広がってきたり、痛みが出てきてしまったりします。

練習前のウオーミングアップとセットで練習後には必ずクーリングダウンも行ってくださいね。

やり方は練習前のストレッチと同じです。

練習前のストレッチをもう一度しながら、体のどこかに疲労感や痛みが出ていないか確かめてください。

特に変わったところがなければ練習前と同じストレッチと使った筋肉のマッサージをゆっくりやって今日はおしまいです。

ただし、いつもとは違う強いハリや強い疲労感がある時はケアが必要です。そのままにしておくと炎症が周りに徐々に広がっていきます。そして次の日に痛みだします。

炎症がおこっているときはアイシングをします。ストレッチやマッサージをしてはいけません。アイシングをするタイミングは練習直後です。楽器をケースに片付けたあと、真っ先に冷やします。そのためにも冷凍庫に氷をいつも作っておきましょう。

アイシングとは、運動や打撲などで痛めた細胞を0℃の氷でガンガン冷やして、隣の細胞に炎症を広げないようにする方法です。プロ野球のピッチャーがインタビューを受けながら肩に大きな塊を乗せているのを見たことがあるでしょう。あれです。

ほかのスポーツでも練習場所に氷を用意することは当たり前のことです。今の寒い季節に氷で冷やすのは辛いですが、とってもよく効きます。

ただし、アイシングの方法は自己流ではなく、正しい方法で行ってくださいね。氷の温度を間違うと効果が無いばかりか、凍傷になる危険もあります。

練習直後にアイシングした後もまたハリや疲労感が出てきたらもう一度アイシングを繰り返します。炎症があるときはお風呂で温めたりマッサージをして血行を良くすると悪化しますから気をつけてください。

次回は、練習すると痛みが出る場合についてお話しします。